初読み

年が明けました。今年もよろしくお願いいたします。


年末はルパン三昧で「怪盗紳士」「813」「奇岩城」「虎の牙」「ピラミッドの謎」と次々読破し「♪麗しのパリ〜、セーヌの流れよ〜」と歌い暮らしておりました。良いなあルパン、美女に悪人はいないよなあ、まったく。


そして今年最初の完読は鮎川哲也「黒いトランク」


まるでファミコン時代のアドベンチャーゲーム張りに、事件発生のオープニングがあって刑事登場、聞き込みをして新しい情報を得て移動また聞き込みの繰り返し、地味ながらも丁寧なつくりについつい夢中で読まされてしまいました。
正直トリックや犯人探しは割とどうでもよく、キャラクターにも特に魅力があるわけでもないのに作品世界にどっぷりはまってしまい、非常に心地よかったです。こういうミステリもあるのだな。ラストの鬼貫刑事はちょっと素敵でした。


今年も本はおもしろいぞっ!


ではまた。