2009-01-01から1年間の記事一覧

古本浪漫堂最後の挨拶2009

今年もいろいろありましたなあ。 百年に一度という大不況、札幌の顔というべきデパートまでつぶれていく中、我が町平岸でもあちこちでお店が消え、本屋も古本屋もばたばたと消えていきました。 ウチはもともと火の車、売り上げは増えもせず減りもせずと言う…

クリプレ的な

今年の冬はなんだかクリスマスプレゼント的なものをいろいろいただきました。 なんだかうれしいので、明日紹介とか言うのもアレなので。他にもロールケーキ一本とか、かりんとうとか、メロンパンとか山芋とかありがとうございます。おいしくいただきました。…

年末年始のおしらせ2009

メリークリスマス。浪漫なサンタでございます。 仕事納めは12月30日(水)と致します。 (水)は定休日ですが、この日、21時まで営業いたしまして今年の営業を納めさせていただきます。 年始は1月4日(月)より営業いたします。何かお年玉的なものを用…

暗中模索中

雪です。ホワイトなあれです。 さあ、以前書いたオールタイムベストなあれですが、ちょいと保留にさせてください。 なんだかいろいろ考えまして、もう浪漫堂の100冊とかやっちゃおうかとも思ったんですがつらつらおもんばかるに「ブログとはどこまでひと…

Be ashamed of yourself!

さて前回の続きを書かねばならないのですがこんなメールを頂いてしまいました。 「質問があります。浪漫とは何ですか?浪漫堂は浪漫の専門家だと思ったので、聞きました。教えてちょ。」PN浪漫堂大好きっ子より(ウソ) 私は別に浪漫の専門家ではありませ…

えらべどもえらべども

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/05/30メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (296件) を見るひさしぶりに「しゃべれどもしゃべれども」を読み返しました。 大好きな作品で…

謎シリーズ第1弾 浪漫がえるの謎 

ウチの店では百円本、二百円本以外はすべて一枚一枚手製の(というほどでもないのですが)値段ラベルを貼り付けているのですが、その中に時々かえるのキャラクター付きのものがあるのをご存知でしょうか? 知り合いのお子さんが「かえるさんのお店」と呼んで…

比較的新しい本を読む

禁断のパンダ作者: 拓未司出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/01/11メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (82件) を見る「禁断のパンダ」 この本なんだか気になってたんだけどもまあ、それか!パンダかと思ってたらそっち…

つぶやき疲労

内藤くんにはやっぱり勝って欲しかったなあ。熱くて良い試合だったけど。 ペン立てにはさみを挿したらバランスが狂ってペン立てごと落ちてきて一人で「ぎゃーっ!」と叫んでしまった。 散らばったものを拾っていたらなぜか黒ひげの剣らしきものが、黒ひげな…

この季節は毎年同じようなことを書いている気がするよ

なんだか雨だか雪だか降ってたり、こんな日は俺だって外なんか行かねえよっていうような寒い日だったりするのだけど、そりゃまあ、客足は落ちるのです。この時期の札幌は、北の町は。 客足は落ちているけど、だれかかれか来てくれるなあ。常連さんだったり、…

読んだ本たち

覚え書き的に。 池内了「疑似科学入門」 キッチュ「オカルトでっかち」 川西蘭「セカンドウィンド」 有栖川有栖「スェーデン館の謎」 吉村達也「ニュートンの密室」 アイリッシュ「幻の女」 稲見一良「セントメリーのリボン」 プロイスラー「大どろぼうホッ…

「博士の愛した対岸の蛇を踏む」

角田光代と小川洋子と川上弘美は誰が誰だかわからなくなる!という話は前にも書いたでしょうか? 角田さんはおっさんに人気があるという話を書いたことがありましたが、ウチの店の常連の光代大好きっ子(58♂)に川上弘美はどうですか?と薦めてみましたと…

モツ煮込みパラダイス?

「こーんーにーちーわー!はいっていいですかあー?」 小学校低学年ぐらいの姉弟が手をつないでやってきました。 ヒマだしめんこい子らでしたので絵本など読んであげると小さい弟が「おもしろいっ!もっかいもっかい!おちんちんっ!おしりっ!」と大騒ぎ。…

落ちたり昇ったり

寒いよ。ヒマだよ。 毎度、毎年、この時期はキツイなあ。雪だし、人通りは少ないし。 なんてしょんぼり書いてたのだが、楽しいお客さんが一人来てくれて報われた気がしました。 良かったよ。楽しいなあお店は。 この日記見て来てくださった方、コーヒーに甘…

だめだめなてんちょふ

アホほどの本に囲まれた生活をしているうちに、かつて読んだ本を読み返す機会がずいぶんと少なくなっていることに気がつきました。そんなことをするぐらいなら読んでいない本がたくさんあるぢゃないか、どんどん増えているぢゃないか、堅パンを食ふぢゃない…

くちびるの両端をひっぱって「学級文庫!」

お父さん「ああ、これなつかしいなあ。小さいころ学校の図書館で読んだよ」 こども「うちの学校にもあるよ。これ」 なんて親子の会話をよく耳にします。 児童書に関してはほぼ100パーセント自分の趣味で集めてはいるのですが、自然と学級文庫的なラインナ…

角田光代「愛がなんだ」

北見のシロウくんのことを思い出していたら、次々と昔の友達が尋ねて来てくれました。うれしいことです。愛がなんだ (角川文庫)作者: 角田光代,角川書店装丁室出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2006/02/24メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 29回この商品を…

勢いだけで

今日も元気だ空が青いぜっ! 更新頻度を上げようと毎日なんだかんだ下書きを起こしていたりはするのですが、一晩置いて朝見るとなんだか恥ずかしくて消去とかしてしまいます。翌朝のラブレター現象というやつですなあおりゃっ! 「空が青いぜっ!」は中学校…

古本屋の神様

時々、なんとも言えず不思議なお客さんに出会うことがあります。憂鬱な気持ちの雨降りの夜、少し酒臭いその男性はやってきました。 「本当にあっちもこっちも、個人経営の本屋も古本屋も無くなってますよねえ。不景気ですしねえ」 なんて気弱な愚痴をこぼす…

雑感

ベストセラーリストを見ていて、いわゆる小説作品の少なさにビックリします。実用書か、アホのような啓蒙書かライトノベル。特にライトノベルの多さに驚きました。 してみると今一番小説(主にラノベ)を読んでいるのは若者なのでしょうか? あんなもん小説…

連休

何がシルバーだ、船長かってぇの。 連休は休日時間で営業しておりまするおじゃるまる。 昼12時から夜8時まで。水曜日は普通に定休日の予定ですが。 基本ヒマですので4649! ロバートJソウヤーの「ゴールデンフリース」が激しくおもしろかった。倒叙…

我もまた

先日来てくれた二人連れの若者かく語りき。「以前にタイで出会った日本人の旅人にこの店のことを聞いて来てみたのです」 なんとも驚き。地元でも知らぬ人のほうが多いこの店の噂を、遥か異国の地で聞いたと言う。 なんとロマンあふれる話であろうか! しかし…

フリマふたたび

ふたたびと書いていますが実は三度目です。告知は二度目です。てへっ。 8月30日(日)チェブカフェさんにてフリーマーケットを開催いたします。我が店古本浪漫堂は、大量に入荷したステキ絵本を中心にした出店を予定しております。無農薬野菜や雑貨の出店…

夏過ぎて

雨だ、寒いぞ、夏は終わった。 お盆明けて店が見違えるようにスッキリきれいになったかと言えばもちろんそんなことは無く、ええとごめんなさい、ケーキでもどうぞ。(気持ち) 有川浩「空の中」読了。空の中 (角川文庫)作者: 有川浩出版社/メーカー: 角川グ…

おぼんぼん

暑いよー。のりPが大変だよー!キー! とうわけですが、お盆は15日、16日をお休みにします。お休みとはいっても、最近増えすぎた本の整理をしようと思っておりますのでお店のほうには居るかもしれませんが。 なぜここに書くのかというと、自分にプレッ…

「新世界より」はやっぱりおもしろかった。

「新世界より」読了。新世界より (下)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/24メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 109回この商品を含むブログ (173件) を見るおもしろかった。最後までだれずに読めたのは、やはり圧倒的に作りこまれた世…

「新世界より」がやっぱりおもしろい

貴志佑介「新世界より」を読んでいます。新世界より (上)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/24メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 445回この商品を含むブログ (254件) を見る いわゆるアレ物のSFなわけでありますが、アプローチが独…

感謝

午前中からおばちゃんたちがかりんとうを食べながら病気の話で盛り上がっている古本屋です。 いったい何が起きているのか自分の目を疑ってしまいました。 「おにいちゃんもすぐ、あちこち悪くなるんだからね。気をつけなよ。」 なんだかんだでたくさん本を買…

休日

本日はお休み。 歯医者から帰って、大雨の音を聞きながらどっぷり昼寝をしたら、信じられないほど疲れがとれ、なんだかじっとしていられなく、更新しております。行進したいぐらいです。 二、三日中に、いろんな面倒から解放される予定なのでじっくり本を読…

青い豆

村上春樹「1Q84」を読んでおります。 相変わらずのどう転んでいくのかわからないストーリー展開に翻弄されつつ、これぞ春樹長編的な世界を楽しんでおりますが、なかなかページが進まない。 昔はそれ込みで楽しんでいたはずのもどかしさが、どうも今の自…