秘密セット


さて、こちらです。古本浪漫堂特製傑作時間SFセットなんてものを作ってみたのですがどうでしょう?
こういったものを作ってみたいという気持は前からあったのですが、なんだかひとりよがりのような、押し付けがましいような気がして抵抗がありました。「夏への扉」はどうした?筒井先生のアレは?などという声が自分の内部からも聞こえてきておりますがまあまあ。


タイムリープ」と「マイナスゼロ」は前にここでも紹介したような気もしますが、「リプレイ」のおもしろさはもちろんのこと、中島先生の「時間を哲学する」は時間SFファンは必読ではないでしょうか?
わかりにくいし実際わかっていない時間というものをわかりやすい言葉で興味深く書いたおもしろ読み物です。
わかりやすくといってもそりゃあ相手が相手ですからこんがらがってますがしかしまあ、その混乱すら快感に覚えてきます。「過去には行けない。なぜなら過去はXXXXだからだ」という見事なぶった切りかたにしびれました。


さてこうなるとミステリ方面でも「密室セット」「バカミスセット」「名探偵セット」などなど作ってみたいなあ
なんて気も起きてきようものですがしかしまあ人を選びますよねえ。楽しいですが。


ではまた。