古本浪漫堂最後の挨拶2010

今年もいろいろあったなあ。


お店存続やばいぞ感は、オープン以来最大に高まっておりますが、まあ悪いことばかりではない、希望を胸に明るいほうへ歩け歩け。


今年はあんまり本を読まなかった気がするなあ。ベストは、山本弘『アイの物語』かな。この先、何度も読み返す本になると思います。


世の中のスピードは加速度的に上がってきている気がします。抗いつつもそのスピードに乗れないものは次々と振り落とされていくようなそんな印象。
本読みも、古本屋も、おもしろいけど古い本も今の世の中には必要とされていないのか?否、冗談ではない。


何度でも言います。古かろうと新しかろうと面白いものはおもしろい、良いものは良いのだ。人だって本だって、アホのように人気のある時だけ並べられ持ち上げられて、飽きられ話題にならなくなれば消えていっていいような、そんなものばかりで良いわけないのだバカヤロ様め。


叫んでも吠えても、どうにもならんのだけど、俺に出来ることはこの店をつぶさないようにじたばたすることだけなんだけど。


本をもっと読むこと。
もっと魅力的な店作りをすること。
もっともっと売り上げをあげること。


なんとかするためになんとかする。


今年もありがとうございました。
お客さんたち皆さんのおかげで、なんとかここまでやって来ました。ここがこれからが正念場。まだいけるはず、やれば出来る子浪漫堂!


皆さんにとって、私にとって来年も良い年でありますように、たくさん楽しい本たちと出会えますように。


ではまた。