おもしろ入荷情報

ちょっとおもしろい本たちが買取で入ってきましたのでご紹介。
洋書なのですが、現代の児童文学のペーパーバックです。読んでも良し、英語の勉強にも良し。


上の写真から、
MAGIC TREE HOUSE BOOKS#1-4』
『マジックツリーハウス』の一巻から4巻の箱入りセット。こちらでイラストを新たに描いた日本語版も子どもに大人気のようですが原書は結構渋い絵柄です。特に妹の可愛くなさといったら、世界名作劇場のフローネを思い出します。


Ron Roy
『Who Cloned the President?』
『Kidnapped at the Capital』
子供向けのミステリのシリーズのようです。
『The Absent Author』    
『The Bald Bandit』 
こちらは同じ作者の『A to Z Mysteries』というシリーズもの、AからZまで続くんでしょうね。翻訳者泣かせになりそう。
    

次の写真、いささかはじけた感じの児童書たちです。


JIM BENTON『Franny K.Stein MADSCIENTIST』
ラニーちゃんという名前の少女マッドサイエンティスト(!?)の話。挿絵も多くて楽しそうですが、見るからに悪趣味で日本語訳本は出なさそうですなあ。フラニー ケイ スタインさんですかそうですか。


DAV Pilkey『THE ADVENTURS OF CAPTAIN UNDERPANTS』
パンツマンの冒険と言ったところでしょうか。これくらいなら邦訳されてもいいような気がしますがどうでしょう?パンツを飛ばして子どもを捕まえているような挿絵もあり、小学校低学年が喜びそう。


Jeff Brown『FLAT STANLEY』
邦題を『ぺたんこスタンリー』とでもつけましょうか?なんだか朝起きたらぺったらこく(北海道弁)なっていたスタンリー君の冒険話のようです。くるくる丸められたり、どこにでもはさまったりします。


Dan Gutman
『Miss Daisy Is Crazy!』
『Mr.Klutz Is Nuts!』
担任も校長もええと、いかれポンチな小学校の話のようです。刺激的なタイトルですが、わりとほのぼのしています。低学年向けのようです。


Humphrey Carpennter 『Mr Majeika』
なんだかさえないおっさん先生が魔法使いで、ドラえもん的に事件を巻き起こすような話?数ページ読んだ上での想像ですが。副題がEveryone's favorite wizard なんだけど『好き好き魔女先生』もとい間男先生ってところでしょうか間違えましたわざとです。


なんと言うかこの辺のよくわからないけど楽しげな児童書、絵本なんかは大歓迎ですわうちの店。言語は問いません。ありがとうございました。


こういったものを見るにつれ、日本の児童書は高いよなあ、という気がします。相当雑だし、品のないつくりではありますが、確かに子どもでも買えるような価格だし、手に取りやすいのではないでしょうか。まあ良し悪しな気もしますけど。


思うにこの辺の多少下品で、雑な感じのする子ども文化は、日本ではマンガが一手に引き受けてしまったんでしょう。だからこそマンガ文化が花開いたともいえますが、これもなかなかむずかしい。


他にもシャーロックホームズや、クリスマスキャロル、秘密の花園なんかのペンギンブックス的なペーパーバックがたくさん入荷しております。興味のある方はお早めに。


ではまた。