ねこによろしく

いつの間にか松谷みよ子さんが充実してます浪漫堂。



「こんにちは、かいじゅうじゃありません。ぼく、おばけちゃんです。ねこによろしく。」


こちら新旧『オバケちゃん』
我々の世代には右側の可愛いかどうか微妙ないでたちのおかっぱ頭のオバケちゃんがお馴染みです。
新しいのはちょっとなあ、なんて思ってもいたのですけれど読んでみるとなかなかどうして悪くない、新しいオバケちゃんも可愛らしいです。もちろんおはなしは昔のまんまですし、おばけジュースもおいしそう。いや、大人になったぼくはおばけパパとおばけウィスキーが飲めるんだ。


こちら講談社文庫版モモちゃんシリーズ

最終巻のあとがきで作者自身が語っていたように家族間の様々な問題が童話に形を変えて描かれています。子どものころにはわからないながらも感じていた怖かったものの正体が今読めば自ずとわかります。

こちら全6巻で完結なのですが文庫版は5巻までしか出ておりません。(と思ったら昨年新装版で出ておりました!)


他にも子どものころのトラウマとして覚えている方も多い『ふたりのイーダ』や、今読むと太郎ってドラゴンボールの悟空の原型じゃねえの?といった読み方も可能な『龍の子太郎』などなどいろいろ揃っております。


龍の子太郎は「まんが日本昔話」のオープニングであまりにも有名なため、伝統的な昔話の一つだと思っている方も多いと思いますが、民話研究者としても有名な松谷さんが全国の民話、おとぎ話を研究して作ったオリジナルな物語なのですよ。なのですよってえらそうだ俺。


こちらは日本中の昔話を12ヶ月に分類した『昔話十二か月』なのですが、非常に残念ながら全巻揃っておりません。


興味のある方はぜひ!もちろん買取もお待ちしております。


ではまた。