「孤島の鬼」をほめる。

朝から雨降りです。

「孤島の鬼」読了
ラストは地底ダンジョンでの宝探しまで飛び出しもう止まらない、ミステリはずいぶん読んできたつもりだけど、最近は何を読んでもなんだかんだアラ探しをしてしまう私ですが、良く考えればアラだらけの本作がこんなにおもしろいなんて・・・。
いや、懐かしさとか差し引いても本当におもしろかったです。その上、なんてすらすら読めること、京極堂もこれぐらいすらっと読めれば次々いけるのに。

なんというか読みやすさに対してのオモシロ度がすごく高い、気がします。コストパフォーマンスが良いといいますか、満足度は高かったです。

あー、でも万人に薦められる作品ではないですね、ここまで読んで何でこんなにほめてるんだろうと思ってしまいました。好きなだけです、私がこんなのを。

乱歩の大人向け長編作品は、まだ読んでいないものも結構あるのですがこれを機会にいってみようか、と、思いつつ積ん読されているブックタワーを見てため息をついてしまいます。

ではまた。