「神様のパズル」機本伸司

もう、今朝は、最後の雪かきだかんね!もうしないっ!降ってもしないっ!


確定申告もせねばいかんのですが、また面白い本に出会ってしまって、もうっ、伸司ったらっ!

神様のパズル (ハルキ文庫)

神様のパズル (ハルキ文庫)

留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるようにとの無理難題だった。天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。だが、究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」をぶつけてみたところ、なんと彼女はゼミに現れたのだ。僕は穂瑞と同じチームで、宇宙が作れることを立証しなければならないことになるのだが・・・・・・。第3回小松左京賞受賞作。裏表紙より


超ひも理論だとか、ヒッグス粒子だとか、クーロンの法則だとか、作品内で行われるディベートの8割以上は理解できず、ましてやそういった議論が内容の半分を占めるようなお話であるのに、全くとばし読みもせず、むちゃくちゃ面白いまま一気に読まされてしまいました、なんなんだこれは!


表紙ははやりのアニメ風で確かに美少女キャラは出てくるのですが、けっしてその魅力に乗っかっているのではなく、登場人物はひたすら議論を続ける、なのにおもしろい。
おもしろいのだが、いったいどこへ向かってるんだろう?、どうオチをつけるんだろう?と、疑問に思っていたら後半の怒涛の展開、もはや時間も忘れてラストまで、わ!外が暗い!


すげえ、やられた、おもしれえ、この人の本探そう読もう。


解説読んだら名前に隠された秘密にさらにやられました。手塚治虫か!
でもなんで気づかなかったんだろう?というわけでミステリファンにもオススメ。


ではまた。