春雑感

今日は一日ぽかぽかと、お散歩がてら寄ってくれる方が多くてうれしい一日でした。


春なんで、
新しいお客さんとの出会いもあれば、安住の地を求めて遠くに旅立ってしまう方もおります。
遠くから帰省のおりに寄っていってくれるなつかしい友もおれば、新しい道にいざ往かんとする希望に満ちた若者もおります。


毎年雪解けのこの季節にはたくさんの出会いと別れ、喜びと悲しみが交錯するもので、
願わくばこの先少しでも長くこの場所に店を構え、ここがたくさんの人たちの思い出の場として、帰ってこられる場所のひとつとしてあってほしいなあ、と思うのです。


一冊の本との出会いがその人にとってかけがえの無いものになるように、その本を買った一軒の小さな古本屋や、店主のひげのオッサンのことも覚えておいてもらえるようなそんなお店になりたいものですなあ。


「昔はこの辺はみーんなりんご畑だったんだよ!」なんてことをニコニコ顔で話す、近所の本好きのばあちゃんの話を聞きながらそんなことを思いました。


平岸は良い町ですよ。


ではまた。