寒くて晴れ。

あんまり寒いんで昨日は灯油を買いに行ってしまいました。3リットルだけ。
本日は天気は良いのですがなかなか気温が上がらず、なんだかなあ、と言う感じです。


ゴールデンウィークは案の定、宍戸錠ヒマでしたが、なかなか楽しいお客さんが来てくださり、ヒマのついで将棋に付き合ってくれたり、基本のんきにしておりました。


先日、3,4歳くらい女の子が集英社文庫の「坊ちゃん」を手に「これ欲しいの」と、お母さんへ。「まだ早いと思うよ。」とお母さんが字ばかりの中を見せると納得していたようですが、微笑ましくて思わず笑ってしまいました。確かに吉野朔美さんの表紙は楽しげなのですが、まったく将来が楽しみなお子さんです。


常連のお客さんに、最近はゆるい本ばかり読んでるねえ、と言われまして「なんだとー!」と思いましたが、よく考えてみると、最近どころかあたしゃあずっとゆる本読みです。ゆるくてけっこうけっこう毛だらけ。

最近読んだのは鯨統一郎さんの「北京原人の日」これはタイムスリップしてきた北京原人が東京の街をうほうほ走り回るような話を期待して読まさせていただきましたがそうではなく、鯨さんお得意の奇想歴史解釈モノで意外にもずいぶん楽しませていただきました。まあ、ゆるいですが。


今はディクスン・カーの「火刑法廷」を読んでおりますが、これがなかなか読みにくい、数ページおきに人物表を確認しながら読み進めております。登場人物は特に多くは無いのですがなぜだか覚えられない、しかし、提示される謎が非常に魅力的でなかなかやめられないし、ますます混乱しそうなので他の本も読む気になれません。ラストの謎解きが非常に楽しみです。


そのほか筒井さんの「パプリカ」を手に入れたのでぜひ読みたいと思っています。断筆後の作品には、あまり魅力を感じてはいなかったのですが去年読んだ「アイのひだりがわ」が実にすばらしく、自分的には筒井さんお帰りなさい、と言う気持ちで話題のパプリカとの出逢いを待っていたのです。映画も良いらしいですね。


乾くるみさんも「リピート」も読んでないのに「塔の断章」も買っちゃったし、田口久美子さんの「書店繁盛記」もおもしろそうだし、「UMAハンター馬子」も読みかけだし、あああもう・・・・


しあわせ。


ではまた。