ガリレオVSネズミ
雪降りました。ストーブ点けました。
今日は比較的暖かいのですが、しかしまあ。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: 単行本
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ミステリとして考えると、高度な専門知識が無ければ解けるわけのないトリックを使われているわけで、読者から見ればやや反則ではないかとも思われるのですが、この作品に関しては天才湯川がそういった無理めなトリックを科学的、物理学的に解き明かすのがカタルシスにつながるのであって、まあ作品としてはうまいわなあ。
ドラマ版はコミカルな演出が好きではなかったのであまり見ませんでしたが、ちょいと毛色の違う容疑者Xのトリックは映画ではいったいどうなっているのでしょうか?映像可能なものでしたっけ?それとも「この結末は誰にも話さないでください」的なあれでしょうか?観に行くつもりはありませんがそこだけは気になります。
マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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これもまあ、事故によって超能力を身につけた主人公のスレンダーな少女が特殊スーツを身につけ、相棒と共に迫りくる敵を迎え撃つ、なんていうどこかで聞いたような話なんですけどねえ。福井晴敏か栗山千晶かっていうイメージの。
エアカーは走っているけど、乗れるのは金持ちだけで、貧乏人はやっぱりガソリン車に乗ってるっていう近未来はちょっとおもしろいなあと思います。なんてリアリティ。
1巻のラスト、戦闘に目覚める主人公と殺し屋たちのすさまじいバトルシーンは不快感を感じるほどで、読むのをやめようかとさえ思いましたが、最後まで読んでこの嫌な感じも込みで作品だったんだなあ、と軽くやられた気分になりました。
相棒がカッコいいのでもうすこし読み続けようと思います。現在は2巻の頭。
なお、相棒はネズミでオヤジで特殊スーツです。
というわけでネズミの勝ち。
ではまた。