こんな店
- 作者: 大田垣晴子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2003/02
- メディア: 文庫
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うちの店、特にこれと言った特色の無いことが特色の古本屋だなあ、と我ながら思う品揃えなのですが、良く売れているのがこの方の本です。私も大好きです。
この本に書かれているような、とりとめも無く、しかし、おもしろいぞ興味深いぞ、と言うような本が好きだったり、なんだかゆったり、お酒を飲んだりうまいものを食べたり本を読んだりするのが好き、と言うような方にはおもしろいんじゃないかなあ、うちの店。
ショージ君も良く売れます。そこら辺の趣味がうちのお客さんたちに共通しているような気がします。あと妖怪とか妙な本。
「古かろうが新しかろうが、おもしろいもんはおもしろいんだよねえ、本だって何だって」
なんてことをお客さんと話しながら考えました。そうなんだ、昔は良かったじゃなくて、新しいものだっておもしろいものはたくさんあるんです。いくら古本屋だからって懐古主義にばかり走ったってしょうがない。おもしろい本を押しますよ、ウチは。
そらまあ、万人が万人おもしろいなんてぇ本はなかなか無いですけど、お客さんが熱っぽくおもしろさを語ってくれるような本にはそうそうハズレはありません。まあ、あたしが熱く語った本はけっこうはずしてますけども・・・。
やれおもしろい、つまんないと、あーだこーだ話してるのが一番楽しかったりもするのですけど。
ではまた。