「冗談顔だけにしろよ!」

レンタル屋で『アーノルド坊やは人気者』のDVDを発見。狂喜乱舞。


中学生の頃、夕方5時半から毎日放送されており仲間たちと夢中になりました。金髪の少女キンバリーがそらまあ可愛かった。


誰かが言った、「キャラクターグッズが文房具屋に売ってる」という言葉に学校帰りにその店に駆け込み、必死で探して出てきたものがエマニエル坊やだったのも今ではいい思い出だ。


さっそく借りて帰って観る。テーマ曲から懐かし死にしそう。アーノルドとウィリスの掛け合い最高、むちゃくちゃおかしくて少し切ない物語が30分という短い時間に凝縮されている。そしてやっぱりキンバリーむちゃくちゃ可愛い。


懐かしいなあ、この感じ。『奥様は魔女』『がんばれベアーズ』『ファミリータイズ』も面白かったけど、これはやっぱり特別だ。


幸せな家庭があるのに楽しいだけでは終わらない。
後に夢中になる『男はつらいよ』の寅さんしかり、腹を抱えて笑えるのに、根底にあるのはマイノリティゆえの深い悲しみ。暖かい笑いがあるからこそ、洋の東西を問わず誰もが持つ悲しみを描けるのかもしれない。


笑えて泣けて、人はみんな孤独で、それでも希望は人の温かさ、やさしさにある。昔も今もそんな作品が大好きですあたしゃあ。そら現実は厳しいですけど、厳しい現実にもそれは必ずあるものだと思ってます。


ではまた。