やや日刊浪漫堂日乗(やや浪)

古本浪漫堂、足場が取れて外壁もきれいに新しく生まれ変わりました!
とは言っても今日来たお客さんは誰もそのことには触れてこないくらいのきれいさです。でもありがとうございます。

夏のロケット (文春文庫)

夏のロケット (文春文庫)

川端裕人『夏のロケット』を読みました。高校時代の仲間たちと夢の火星行きロケットを打ち上げようとする話、単純に言うと。
おもしろかったあ。仲間のキャラクターが天才肌なこともあって、最初はいまいち乗り切れない部分もあったのだけど、そのリアリティとフィクションの描き具合が絶妙で後半の盛り上がりはなかなかのものでした。大体この手のものは最後打ちあがるかどうかってところでハラハラさせやがるんですロマンです。


『2005年のロケットボーイズ』『下町ロケット』と並んで日本の3大ロケット小説と言っちゃいましょう。そんなに無いと思うけどロケット小説。いずれも町工場が重要な役割として出てきます。ほんとはまだ読んでませんが『下町ロケット


毎日かどうかはともかく、しばらくの間続けて更新していきたいなあと思っております。気持ちを切らすな俺。寝たら死にます浪漫堂。小さく細かく、えぐりこむように打つべし!打つべし!(文章を)


ではまた。