フュー！チャー！メーン！

旧版ハヤカワ文庫のエドモンド・ハミルトン『キャプテンフューチャー』シリーズが入荷しましたのでご紹介、こちらかつてＮＨＫアニメで未来少年コナンの後番組としてやっていたことで知っている方も多いのではないでしょうか？
私も毎週楽しみにしていた覚えはありますがオットーの目の下にくまがあったこととオープニングでウィンナーみたいなチューブを滑っていたこと以外ほとんど記憶にありません。どっちを向いても宇宙、どっちを向いても未来♪

小学校に上がって黄色い表紙のこどもＳＦ全集版で夢中になって以降、兄が集めていたこのハヤカワ文庫版を次々読み、キャプテンのかっこよさとグラッグとオットーの掛け合いのおもしろさに夢中になりました。
ゴム人形！うるせえ、鉄クズ！と罵り合っているロボットとアンドロイドの二人が時にお互いを思いやったり助けあったりするシーンが好きでした。
言ってみればツンデレの原型のようなものであるし、腐女子的要素もあるような。キャプテンが嫉妬したりジョオンが絡んできたりそれを冷静に分析するメガネ君的サイモン・ライトふがーっ！

現在鶴田謙二さんが表紙を書きおろした豪華すぎる新版が出ておりますが、グラッグはあのダッセエ自動車を正面から見た顔じゃなきゃダメです。鶴田さんは美少女描いてて下さい大好きです。

写真を見ただけでわかる人にはわかると思いますが、全巻揃ってないのです。全２０巻に６冊足りない、まあ結構足りません。なるべくまとめて売れて欲しいところですがしかし興味のある方はぜひ。

新版のハヤカワ文庫『スターウルフ』シリーズ全３巻と、創元文庫の日本オリジナル短編集『反対進化』と『スターキング』全２巻もあります。口に出して読みたい日本語タイトルに是が非でも推薦したくなる『鉄の神経お許しを』はありません。むしろ欲しい。

ではまた。