『真夏の夜の乱歩會 まっつ、乱歩を読む』終了

『真夏の夜の乱歩會 まっつ、乱歩を読む。』今回、ヨミガタリ作品のセレクトと解説を担当しました古本浪漫堂です。


裏話になりますが、ヨミガタリの演目「人間椅子」はすぐに決まったのですが、あとの一つがなかなか絞れずに、別の作品にほぼ決まりつつあったのですが、本番の3日前、モンクールへの展示搬入の際に見たある作品が気にかかり、モチーフになった短篇を読み返してみたところ、ぜひこれを、まっつさんに読んでもらいたい!と激しく心を揺さぶられたまま、ギリギリの中セレクトさせていただいたのが「ひとでなしの恋」でした。


結果、まっつさんの予想をも上回る熱演に助けられ、聴いていただけたお客さんには大好評をいただけました。乱歩に詳しいお客さんが、まさか「ひとでなしの恋」が来るとは!とおっしゃっているのを聞いた時にはよっしゃ!とひざを叩く思いでした。


ご来場いただきましたお客さん、スタッフのみなさん、イラストや立体など展示を盛り上げてくださった作家のみなさん本当にありがとうございました。そして何より今回突然の演目の変更に文句も言わず最高のヨミガタリを披露していただいたまっつさんには感謝の言葉もございません。身震いするようなすばらしい「ひとでなしの恋」と「人間椅子」を本当にありがとうございました。


乱歩會は今後も乱歩作品に限らずヨミガタリなどのイベントを企画していく予定です。ご意見、ご要望など何かありましたらお声をかけて下さい。


※さて、それでは今回ひとでなしと入れ替わって演目から外されてしまったまっつさんに読んでもらえなかった作品は何だったのでしょうね?
古本浪漫堂に来ていただければ、店主がこっそり教えてくれるかも。ふふふふん。


ではまた。