おもしろ本

本日はヒマなり。


山田真也「食い逃げされてもバイトは雇うな」

前の「さおだけや・・・」ほどのインパクトはありませんでしたが興味深く読ませていただけました。客のいない古本屋の話には笑ってしまいました、いや笑い事ではありませんが。早速店頭に出しました。


「となり町戦争」

普通の日常なんだけど、一ヶ所どこかおかしい、と言うような初期の筒井康隆か藤子F不二夫の短編か、と言うような話、筒井さんのようにスラップスティックな展開ではなく、ひたすら静かに不気味に進行していく戦争が気持ち悪い。あまり好きな話ではないがなんとなく全部読まされてしまいました。感動とかは無く、風刺なのか?よくわからない。つまらなくはないのですが。


そして「奇術師」読んでます。章が変わるごとに語り手や、時系列が変化し、読み進めるうちに全体が浮かび上がってくるようなつくり(だと思う)。半分くらいまで読んだが話の着地点がぜんぜん見えない、SFなのか、ミステリなのか、スリラーなのかも・・・。だが、おもしろい!!
2章のイリュージョンのネタの暴き合いがものすごくおもしろかったのだが、どうもそれさえもつかみでしかないような感じです。今晩中に読み終わるか?


ではまた