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入り口頭上に風鈴を付けました。夏なので。


東野圭吾 「夜明けの街で」読了。


あいかわらずの読みやすさ、読むのにまったくパワーを必要とせずに、さくさくと読めてしまいます。なのに読後はすこし何かを考えさせられてしまう、ここに東野圭吾の人気の秘密があるような気がします。

今回のテーマは不倫、経験はありませんがいろいろ考えさせられますなあ。東野さんの描く女性はおおむね怖い気がします。作者の女性観が出ているのでしょうか?

どんでん返しはありますが、ミステリー度は低い気がします。おもしろかったし満足はしましたが最近濃い物ばかりを読んでいるので若干薄味に感じました。


私の中で東野圭吾のベストは「時生」「天空の蜂」「私が彼を殺した」「どちらかが彼女を殺した」です。作品の傾向が違いすぎて一冊にはしぼれませんね。エッセイも好きです。天下一シリーズも。



ではまた。