秋晴れ浪漫堂

寒くなってまいりました。


前回挙げた本たちはどれも見事に冒頭の数ページだけ読んで積んであります。どれも本当に面白そうなのです、冒頭からいろんな意味で胸躍るのですが、まあ、読んでない面白本がたくさんあるというのもしあわせなことです。

闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)

闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)

なんとなく本が読めなかったのですがちまちま読んでいた山本弘の「闇が落ちる前に、もう一度」がおもしろかったです。短編が五つなのですが、どれも日常がすこしづつ壊れていく恐怖という感じで、筒井や小松左京、藤子Fの短編などを読んでどきどきしていた少年時代を思い起こさせてくれました。

しかし、一個の短編を2,3日かけて読んでました。まあ、いそがしかったのですが。


先日、「面白いミステリおしえて」というお客さんに京極堂をおすすめしたところ姑獲鳥と魍魎をお買い上げ。二日後に再び来店し、「寝ないで読んじゃった!」と、うれしそうに今度は鉄鼠を買っていきました。あ、今気づいた狂骨とばしてる。


まあ、ともかく読書の秋です。


ではまた。