夏なので。

新城カズマ「サマー・タイム・トラベラー」を読んでいます。


サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

この本、数年前に1巻だけ読んで、なかなかおもしろかったのですが完結巻である2巻がどこにもなくほったらかし状態であったのですが、常連のお客さんにその話をしたところ、持ってきて下さったので買取させて頂きました。いいのか古本屋としてそれでいいのか、いいのだ。


でもって、2巻目から読めばいいかな、と思っていたら全くお話もキャラクターも記憶になく、また1巻から読み直しとなっております。そうそうこんな話だったなあ、と。


スカした高校生の、微妙なタイムトラベルものなのですが、なかなか楽しいです。
時間跳躍と言っても数秒未来へ(?)跳ぶだけなので(今のところ)これがどう話に関わってきてどう落とすのか?それが気になって読んでます。


それにしてもまたテレビでやるらしいアニメ映画「時をかける少女
CMで主題歌を聞くたびにうるうるしてしまいます。一度しか観てないのにすごいなあ。


石持浅海「水の迷宮」も読みました。

水の迷宮 (光文社文庫)

水の迷宮 (光文社文庫)

この人の作品は、すごく緻密で、良くできた「金田一少年の事件簿」みたいです。


すごくおもしろくて、犯人やトリックを推理しながら一気に読ませる力を持ち、論理的解決に「なるほど!」とひざを打たされるのに、読後感がなんだかとても安っぽい。


読んでいる間の頭を使わされている感が心地よく、新刊を見つけるとつい買ってしまうのですが、なんだか読み終わるたびにもやもやしています。
まあ、おもしろいからいいんですけど。キャラクターの行動に納得がいかなかったり、とってつけたようないい話っぷりが鼻に付いたりするのかも。


商品を検索していたら鶴田健二が「思い出エマノン」の漫画を描いてるっ!


欲しいなあ、でも原作も読んでないのです。どっちも買います。高価買取!
いいのか?本当にいいのか?古本屋!


いいんです!!


ではまた。