金城一紀「ザ・ゾンビーズ」シリーズ

金城一紀「レボリューションNo3」
「フライ、ダディ、フライ」と続けて読む。


金城さん、「GO」で話題になったのは10年ぐらい前かなあ。ずっと気になってはいたのだけど最近までほとんど読んだことなかった。この前、初めて読んだのが「対話篇」ここでも紹介しており、なかなか良い感触でした。
http://d.hatena.ne.jp/shirom/20100301


「レボリューションNo3」のシリーズはザ・ゾンビーズと名乗る高校生のバカグループが悪知恵と組織力を駆使してバカをやらかすという青春活劇(いい言葉だ)なのだけれど過剰に青春していないところが良い。


おっさんがこういうのを書くとあの頃は美しかった、若さはすばらしい的な補正が入ってしまい、粘っこくなってしまうものも少なくないと思うのですが。


金城さんの描くすごくかっこ良い若者や、すごく悲しかったりする出来事は最小限の言葉でさらりと描かれている。そこから読者は文字で表す以上のかっこよさ、かなしさを感じさせられてしまうのかもしれません。


それはニヒルということかもしれないなあ。004アルベルトハインリヒのかっこよさ、哀しさと同じものかもしれない。
おしゃべりすぎる男はしょうもない。テレビに出すぎる作家も。

「フライ、ダディ、フライ」は浪漫堂夏の百冊に認定されました。「おっさんは夏に読め!」にも認定。



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ではまた。