怒涛の『シャングリ・ラ』

シャングリ・ラ』読了。
美少女、オカマ、変態、ハイテク兵器、妖怪、神、あちらのお方、超AIなどなどが戦場はもちろん、経済や政治、オカルトや超科学の世界を舞台に大乱戦。どう話を決着つけるのかとも思いましたが見事にでかい根っこを持つ大樹のごときラストへと落ち着きました。その豪腕見事なり。


どこまで拡げる大風呂敷とも思いましたがまさかここまでキレイに畳まさる(北海道弁、畳むことが出来るの意、「このはさみ切らさらない(切れない)」というふうにも使う)とは驚きです。エンタテインメント小説のひとつの到達点ではないでしょうか?ほとんどのキャラクターが想像の上をいく無茶をやってるのに最終的に話が全くぶれていないのがすばらしい。北海道弁じゃまでした。


おもしろかったなあ、こういうスケールのでかいデストピアものの大作はやっぱり大好物です。『新世界より』もおもしろかったし、ああでも東野圭吾のアレは期待したのにそうでもなかったなあ。タイトルも忘れた。


アニメ版のキャラクターをネットの画像で見ましたが可愛すぎるでしょう。
美邦や香凛はまあ、あんな感じでしょうが國子はねえ。基本ハードアクションなのに、まあそのギャップが良いのか。擬態兵器が活躍する様は確かにアニメで見たい気がします。
モモコさんは怖くて見ていませんが、イメージは極虎一家の枢斬暗屯子(すうざんあんとんこ)さん。口癖は「犯したる!」です。


さあ、次は何を読もうか?秋だし。


ではまた。